2009-01-01から1年間の記事一覧

一所懸命 『八人との対話』の続き

ここ、2、3日、暑さが和らいでいるようですね 薄着で出勤して電車の中でくしゃみをしたり、付けっぱなしのエアコンで寝冷えしたり、してる人はいませんか。この冬アメリカでの新型インフルエンザによる死亡者は9万人と予測されているようです。気をつけま…

GPS、精度低下の恐れ 来年以降、米の衛星更新遅れ

http://www.asahi.com/science/update/0824/TKY200908240172.html GPSの精度低下って、どうなんだろう 車についてるカーナビが7年後にはゴミになっちゃうんでしょうか30個の衛星を地球の周りをぐるぐると回して、そのうちの視界に入っている4個の衛星からの…

農奴から始まった日本国民の歴史

司馬遼太郎の『八人との対話』を読んでいる 山本七平との対話の中で、日本という国の始まりは古墳時代の律令政治だろうという司馬さんの指摘がある。日本人は自農として生活をする歴史を持つ前に、豪農から鍬を借りて農作業をし、その日の作業を終えたら鍬を…

『アメリカ素描』 司馬遼太郎

『1Q84』にどっぷり浸っていたら、なんだか無性に違う毛色の本が読みたくなって、司馬遼太郎の『アメリカ素描』にはまっている。1985年に司馬遼太郎が初めてアメリカに渡り、その時の見聞記をエッセイとしてまとめたこの本、なんでこんな面白い本を20年間も…

『それでも僕はやっていない』 加瀬亮、周防正行、二人とも、いいねぇ

それでもボクはやってない スタンダード・エディション [DVD]出版社/メーカー: 東宝発売日: 2007/08/10メディア: DVD購入: 2人 クリック: 248回この商品を含むブログ (440件) を見る裁判とは何か、それをこれほど分かりやすく提示している映画はないんじゃな…

ベストエフォート型の仕事

無線LANとか携帯電話とか使っていると時々、すっご〜く、データのやり取りが遅くなったり、メールが届かなくなったりする事があって。それは同じ電波を皆で寄ってたかって取り合うからそうい事が起きるわけで。皆で使って電波が混んでいる時には、なるべく早…

アウトドアでのネット環境、推進役は草なぎ君

ネットブックという5万円台で買える格安のwindowsパソコンの登場で一番困ったのはどの会社かといったら、半導体メモリ専業のエルピーダという日本の会社。ネットブックの火付け役は台湾のASUSTekという会社が2007年10月出した『Eee PC』。OSにLinuxを使った…

暑い日に読むような本じゃないけど、『罪と罰』

なに、この暑さ、ふっ〜 帰宅した玄関先で、俺、暑さ苦手なの思い出した、って言ったら、「あなた、冬も寒くて嫌って言ってたよ」だって。毎年のことながら、暑さに馴染むのに時間かかるんですよね じめじめも苦手だけど、これで蝉の声まで聞こえ出したら、…

1X84 読売、著者インタビュー

http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20090616bk02.htm?from=yolsp(村上) 事件への憤りは消えないが、地下鉄サリン事件で一番多い8人を殺し逃亡した、林泰男死刑囚のことをもっと多く知りたいと思った。罪を犯す人と犯さない人とを隔てる壁は我々が考えて…

GM破綻

「こと遮音にかけてはトヨタは世界でも有数の技術を持っていますから」と『1Q84』の第一章でタクシー運転手に語らしめたトヨタのクラウン・ロイヤルサルーン。「いつかはクラウン」はトヨタのCM。「いつかはキャデラック」は米国人の夢。 先週、そのGMが破綻…

メモリアルデーから思いついた維新の志士たちのこと

おとといの5/25(Mon)は米国ではメモリアルデーと呼ばれる戦没将兵の追悼記念日で祝日だったのだとか。 日本にも8/15には全国戦没者追悼式というのがあるが、これとはちょっと違う。日本は戦争でなくなった人々(軍人、民間人)の追悼だが、米国は戦いで亡く…

働かずにいるのは、なんだか落ち着かないです、っていうから

先回このブログで紹介した小室先生の動画の中で、「欧米人だったら、窓際族になったら喜んじゃうのに、日本人は逆に悲しんでしまうのは、不思議ですね」というコメントが心にひっかかっていて。アダムとイブが神様のいいつけを守らずに禁断の実を口にして、…

空気読めよの日本教 小室さんの動画、哲哉じゃなくて直樹だよ編集する全体に公開

一昨年の憲法記念日から書き続けた 『痛快!憲法学』の著者 小室直樹先生 その肉声を初めて耳にした。宗教無しで国家は成立しない、そんな世界の常識に反した日本という国の中で、なぜ日本人はこれといった規範もないのに働き者なのか。そこには日本教という…

動的平衡、CELL(細胞)の声に耳を傾けよ

最近書店でみかける福岡先生の本、昨年ブームになった『生物と無生物の間』の続編みたいなものらしい、というのも読んでいないので。動的平衡、なんだろう?人の体は100兆個の細胞からできていて、半年経つと、細胞は全て入れ替わってしまう。古い細胞が死に…

すききらい、言ってちゃダメ!

朝日新聞が4月から紙面を一新 今更新聞なんて読む時代じゃないよ、との声はあるものの。どうして、なかなか、文字が伝える情報をバンと印刷された紙面で一望にして俯瞰できるのはネットには無い新聞の強み。 ここ2年ほどRSSリーダなどを使いつつ、いくつかの…

もうひとりの村上、春樹氏がエルサレムで演説したわけ

歳も近いし、苗字が同じというだけで対比されるのもなんだけど、昨日の村上龍氏と同世代の村上春樹氏。エルサレム賞受賞にともなうイスラエルでの彼の講演「壁と卵」が、イスラエルによるパレスチナ空爆を非難しているとも取れる内容で、賛否両論話題になっ…

無趣味のすすめ

無趣味のすすめ作者: 村上龍出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2009/03/26メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 142回この商品を含むブログ (87件) を見る趣味は何ですか?と聞かれると、困ってしまう 暇な時に何をしているかっていったら、家にいれば、書物の…

ベトナム、重松、フレッツテレビ

今日のランチはベトナム料理「Com Pho with TERRACE」。まろやかな甘味と食べ終えた後のスパイシー感で体が芯からジンワリ、週末出かけたショッピングモールで食べたランチもベトナム料理、食べ始めると癖になる味。パクチーの苦味も、またよし。 # 徒歩5分…

Google Chrome (web ブラウザ)を使ってみた

おお、早いじゃないですか。 基本fire fox を使っていて、サイトによってはIE7と使いわけていたのだけど、このGoogle製ブラウザ、描画が早いというのも嬉しいけれど、新しいタブを開くとアクセス頻度の高いサイトをサムネイル表示してくれる。 アクセス履歴…

ハリウッドはいつまで世界の中心でいられるのだろう?

気が付いたら三冊目を読み始めていた重松清、こんな小中学生向けの小説を読んでいるためか、このところ思考の低年齢化が自分の中で進んでいる。その影響か、たまにみるTVのニュース番組の志向も変わって、先週見たのが、『NHK週刊こどもニュース』。子供向け…

ウィークデー ライブラリ 『きみの友だち』と『断る力』

きみの友だち (新潮文庫)作者: 重松清出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/06/30メディア: 文庫購入: 15人 クリック: 128回この商品を含むブログ (95件) を見るテーマはなんだろう、「みんな」と同調するな、ということかな 仲間はずれになること、いじめら…

ウィークエンド シアター MIST

ミスト [DVD]出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2008/09/17メディア: DVD購入: 3人 クリック: 90回この商品を含むブログ (261件) を見る結末は、おもいっきり裏切られました という意味で、サプライズのあった映画、そのオチは無いだろう…ストーリは…

暖かいより、花粉の飛ばない冬のほうがまし

殯の森 [ うだしげき ]ジャンル: CD・DVD・楽器 > DVD > 邦画 > ヒューマンショップ: 楽天ブックス価格: 4,195円カンヌ映画祭でも話題になったし、河瀬監督はじめ出演者の出身も撮影場所も奈良、ということで話題になった映画、山間のグループホームで暮らす…

地球は青かった、でも宇宙は意外と狭かった

米露の大型衛星同士が宇宙で衝突…大量の宇宙ごみ発生 (読売新聞 - 02月12日 09:27)こんな広い宇宙で衛星同士が衝突、そんなことってあるんですね。この事故で宇宙のゴミと化した「イリジウム」というアメリカの衛星は、10年ほど前にアメリカのモトローラとい…

左翼国家アメリカが招いた金融危機

先週日記で書いたように、経済学っていうのは何だろう、みたいな事をつらつらと考えてみて、自分なりの結論というのは、結局、経済なんていうのは生き物なので、理屈通りにはいかないもの。株やFXで儲けようと思うのなら、難しいマクロ経済学の本なんて読ん…

「戦略は組織に従う」

今週のアエラに載っていた勝間和代氏と高橋洋一氏の対談 高橋洋一氏は霞ヶ関の埋蔵金を探り当てた元大蔵官僚。彼が話していた霞ヶ関の官僚がいかに自分達に都合のいいように法律の文章を変えてしまうかという内容が面白かったのだけど、公務員制度改革法案と…

仏教はいずこに、オバマ演説

キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、ヒンズー教、無心論者、 これら宗教の違いを乗り越えた多様性こそアメリカの強みとオバマは演説した仏教が抜けてる、なんでだろう? 今読んでいる『図解ガイド「世界の三大宗教」重要ポイント83』によれば、ヒンズー教よ…

We and Resposibility

オバマの就任演説の中で印象に残った言葉は「私たち」、それと「責任」 日本では「責任」という言葉はどこか重い響きがあるからか、あまり聴かれなくなった。社会人としての責任、国民としての責任、そして父親としての責任。マスコミが好んで報道するのは、…

トヨタの新社長とアメリカの新大統領

トヨタの新しい社長が創業の豊田家から出ることが内定したとかで、創業者の孫豊田章男氏がTVで挨拶。しかし、原稿の棒読みで、ライセンス持ってるほどの車好きという事と、品の良さは伝わってきたものの、売り上げが4割も前年度比で落ちてしまった苦境のト…

能力に見合う所得は得てないと思う、「ハドソン河の奇跡」の、あの機長

ある職種の年収を高く維持するにはどうしたらいいか。それは、本人の能力の問題ということではなくて、需要に対して供給を絞ることなんだろうな、なんてことを思った。「ハドソン川の奇跡」と呼ばれる快挙が先週NYであったわけで、離陸直後のエンジン停止と…