2008-01-01から1年間の記事一覧

ネット時代の音楽表現、そしてレコ大

音楽表現をなんのためにやっているのかという坂本龍一の話、面白いっす http://www.asahi.com/showbiz/music/TKY200812180219.html彼も指摘しているように、「著作権」というのは音楽を流通する人たちと販売する人達の利益のためにあったのであって、音楽の…

社内旅行なんてダッセー、って言っていたあの頃から二十年

いまとなっては死語となってしまったのだろうか「社内旅行」とか「社員旅行」 80年代に社会人デビューした僕らの世代、入社した時にはバスを連ねての泊りがけの社内旅行というのがまだ存続していた。土曜日の早朝、会社の前に、10台もの大型バスが並ぶ様は壮…

共産主義社会では、繁盛する旨いラーメン屋は生まれんだろうな、きっと

やっぱり、冬はラーメンと思い立ったので、午前中スタバで読書して午後から出社。途中で立ち寄ったラーメン屋でランチ。豚骨をベースとしたあっさりとした透明なスープとやや太めの麺、ラーメンに春菊というのは初体験だったけど、この春菊の苦味がチャーシ…

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で

水村 美苗この本の中で萩原朔太郎の詩が紹介されていてふらんすへ行きたしと思へども ふらんすはあまりに遠し せめては新しき背広をきて きままなる旅にいでてみん。船旅でしか渡航する手段のなかった昭和初期の詩 仏蘭西でもなく、フランスともちがう、ひら…

絵文字は方言、日本語は<国語>

先週末、誕生日の祝いを兼ねて、久しぶりに妹達とあって、一回り年下で30代の彼女に言われたのは、メールは末尾にちゃんと顔文字とか絵文字いれないと冷たい印象になるという事。これはやっぱり世代の違いなのだろうけど、なかなかやり慣れない事ではある。…

欲望という名の牽引車

欲望というのは世俗的な立場にたてば、刹那的であるにせよ、人からは虚栄と取られたって、エネルギーの源であることは事実。まだソ連と呼ばれた時代にヨーロッパの旅行で立ち寄ったモスクワの空港で売店の売り子たちの愛想の無さとやる気の無さをみて、共振…

「なんで、静止衛星は落っこちて来ないのか?」

物と物との間に働く引っ張り合う力が引力、衛星がじっとしていると、ニュートンの林檎と一緒で地面に落ちてきてしまう。この衛星をある速度で地球の周りをぐるぐると周回させると遠心力(地球から離れようとする力)が働いて、遠心力と引力とがつり合うとと…

麻生首相のいいまつがい

なぜ麻生首相がたびたび舌禍事件を起こすのか http://blog.tatsuru.com/2008/11/20_1132.php人は質問された時に、その言葉だけでなく、質問者の意図を読み取ろうとする 「昨日はなんで先に帰ったの?」とうい問いに対して、「電車で」と答える人と、医療問題…

片付けられない男

仕事で使うメーラはoutlook いろんな人からメールが届くし、いくつものプロジェクトに携わっているとメーリングリストに名前が乗っているので次から次へとメールが届く。重要度の低いメールもあれば、すぐに返事をしなくちゃいけないお客さんからのメールも…

『7つの習慣』 10年前のメモ帳から

最近、また話題になっているこの本、そういえば、10年ほどまえに読んで、えらく感動したな。古い手帳を引っ張り出して探してみたら、 あった、あった、 あの頃、この本を読んで書いたメモ書きが。その内容をレビューとして転記してみた。 あの時から、10年間…

Google携帯

携帯電話用のEメールアドレスとPC用のメールアドレス、皆さんはどんな風に使いわけているのでしょう?携帯電話は常時電源が入っている上に手軽にメールが読める(ただし、長い文章は苦手だが)のだが、ブラインドタッチもできない携帯電話から文字を入力する…

mixiカラーのハロウィン

今年なぜかハロウィンの飾り付けがそこかしこで目に入ってくる。流行なのか、それとも単に僕が去年まで気がつかなかっただけなのか。このハロウィンのカボチャの色、オレンジ色が広告やデザインに頻繁に使われるようになったのはいつからなのかなぁ? mixi、…

七瀬ふたたび(テレパス)とオウム真理教(マインドコントロール)

『七瀬ふたたび』がTVドラマで始まったのをきっかけに久しぶりに手に取ったSF小説『家族八景』、筒井康隆の七瀬三部作の最初の作品で出版されたのは30年も前のことだけど読んだのは初めて。主人公の七瀬は人の心を読み取る能力を持った超能力者。他人の思考…

勝間和代の日本を変えよう Lifehacking Japan

勝間和代さんの本は読みやすいノウハウ本という印象で、本が売れるための仕組みがしたたかに施されているが、太字の部分だけ読めば内容が判ってしまうし、中身が薄いような気がしていて、人に勧める気にはならなかった。この本も読み易さという点ではそのス…

ノーベル物理学賞受賞と日本語

ノーベル物理学賞の受賞を聞いた益川敏英氏が「大してうれしくない」と言ったとか、その気持ちは理解できる。「クォーク」の拡張性を予言して、それが実験で確認されて自分達の理論が実証された時の感激に比べれば、ノーベル賞受賞という世俗的な喜びはとる…

B787、炭素繊維の弱点

ボーイング社の新鋭機B787の完成が一年以上遅れている。北京オリンピックで初フライトによる宣伝効果を期待していたANA。この最新鋭機の特徴は燃費が3割も従来機に比べ改善されていて、整備コストも3割すくなくてすむ事が特徴。 その秘密は日本の東レが開発…

お父さんのためのワイドショー講座

おととい、おわっちゃいましたね。「ブロードキャスター」(TBS)の山瀬まみちゃんのコーナー。17年もやってたんだ。始まった当初は土曜の夜のまったりモードに浸りつつ、良く見てたなぁ。 バブルの余韻がまだ残る当時、若貴フィーバ、小柳と賢也、羽賀とア…

中国製食材へのメラミン混入と米国発サブプライムローン問題、どこか似てやしないか

サブプライムローン問題って、米国の高リスク債務者(カードの借金踏み倒しちゃったような人)向けローンで留まっていればすんだものの、そのローンを証券として世界中の金融商品に埋め込んじゃって、ばらまいたので、世界の金融市場が大変なことになってい…

読書進化論

読書進化論?人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか? (小学館101新書)作者: 勝間和代出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/10/01メディア: 新書購入: 10人 クリック: 79回この商品を含むブログ (222件) を見るまずは勝間さんのブログの目次を読んで…

『脳を生かす仕事術』

脳を活かす仕事術作者: 茂木健一郎出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2008/09/10メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 9人 クリック: 59回この商品を含むブログ (137件) を見る印象に残った内容をメモとして残しておこっと …・ 記憶は出力を通して整理さ…

ネットの時代の民主主義

一昨日の日記に書いた横浜情報文化センターの中の2階から5階までが日本新聞博物館というのになっていて、 http://newspark.jp/newspark/floor/index.html 日記の最後のほうにもちょっと書いたけど、ここがなかなか面白い新聞社ってのは、取材、通信社、編…

放送コンテンツの巨大サーバー

NHK大河ドラマ「篤姫」展を横浜関内に見に行くことに。 昔子供の頃に、「国盗り物語」なんていうのにはまった事があったが、今は大河ドラマは見ないし、あまり期待もせず家族を連れてお出かけ。この展示会のやっている横浜情報文化センターでは昔のTVドラマ…

チェコのプラハにあるストラホフ修道院

12世紀に作られたこの修道院にある図書館、天井の壁画といい、蔵書といい、立派である。 中世のヨーロッパでは教会が唯一の知識の府だったのだろうか。 ネットワークの向こう側のサーバにありとあらゆる知識が集約され、検索を通じて知識だけでなく、思想…

内田樹 リーダーシップは涵養できるか?

http://blog.tatsuru.com/2008/08/20_1610.php つねづね申し上げているように、私は「リーダーシップ」とか「エンパワーメント」とか「社会進出」とかいうことばで教育の目的を語ることを好まない。 好まないどころか、それこそが今日の教育崩壊の構造的な原…

とっても便利な携帯電話

誰がいつだれとどんな会話をしたのか(通話) 誰がいつどこを歩いていたのか(GPS) 誰がいつどこで何を買ったのか(お財布ケータイ) 誰がいつどの駅の改札をくぐったのか(SUICA) 誰がネットで何を書き込んだのか(mixi 、Gree)これら情報は宝の山 この情…

『文明の生態史観』

北京オリンピックで50近い民族の衣装を着た子供達が実はほとんど漢民族だった、なんて事が話題になっていた時に、あるブログで取り上げられていた、40年前に書かれた梅棹忠夫氏の著作『文明の生態史観』、これがなかなか面白い。http://blog.goo.ne.jp/iked…

朝日新聞「夏に語る」 村山富市元首相

「人にやさしい政治をいまこそ」 93年の自民党の野党転落の時、社会党の基盤も崩れていた。総評から連合に変わり、労働運動の主導権が官公労から民間に移った。民間は企業内組合だから、どうしても会社の存立優先の運動になり、社会全体の民主化や平和運動は…

毎日新聞のホームページのトップにお詫びの記事

毎日新聞の英文サイト「毎日デイリーニューズ」にあまりにも破廉恥な記事がチェックされずに載ってしまっていて今はそのサイトも閉鎖、その経緯を説明するお詫びの記事が毎日新聞HPのtopの載っている。 http://www.mainichi.co.jp/home.htmlことの経緯はJ-ca…

「暴走する資本主義」

暴走する資本主義作者: ロバートライシュ,雨宮寛,今井章子出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2008/06/13メディア: 単行本購入: 11人 クリック: 170回この商品を含むブログ (96件) を見る 超資本主義の本質は 消費者と投資家が権力を獲得し、公共の利益…

僕の妻はエイリアン―「高機能自閉症」との不思議な結婚生活 泉流星著

自閉症って何?という事がわかる本僕の妻はエイリアン―「高機能自閉症」との不思議な結婚生活 (新潮文庫)作者: 泉流星出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/06/30メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 65回この商品を含むブログ (61件) を見る 自閉症、引きこ…