是枝裕和監督の映画「箱の中の羊」制作ドキュメンタリー

是枝裕和監督の映画「箱の中の羊」制作ドキュメンタリー

映画は綾瀬はるかと大悟が演じる幼いわが子を事故で失った夫婦の物語、舞台は鎌倉
子供の思い出の写真や動画からAI技術でわが子と瓜二つのアンドロイド誕生
そのアンドロイドを自分の子供として育て喪失感を埋めようとする母親

NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」で紹介されてたのは、本映画制作に携わる是枝裕和監督のチーム
時期は2025年9月から10月
台本に事細かな記述はなく絵コンテ無しで撮影を始めるのだという

子供が母の頭を撫でて、いい子いい子するシーンは若い助監督からの提案
子役がみつけたダンゴムシ、潰して音を確認するシナリオとして追加
最後に木に生えたキノコ群に感動してラストシーンを取り直し
などなど、オリジナルシナリオに無かった場面を追加してゆく

フィルムを使ったアナログ撮影機材は重く、デジタルカメラを使わないので現場での映像確認もできない
現場で生じる磁力が奇跡を起こす
若い人たちを育てたい
映画の撮影現場で起きる奇跡を期待して作品作りに情熱を傾ける

映画の主題はAIで作られたアンドロイドが失った子供の代わりになるかということ
母親がアンドロイドである息子を避けるようになり、気がついた息子は契約更新を破棄しますか?と尋ねるシーンがあった
正直、母親の心情の変化が唐突過ぎて、その変化を映画の中で描いていないと映画を観て感じた

是枝監督の「万引き家族」は面白かった
リリーフランキー 樹木希林 安藤さくら という個性派俳優がキャストだったからなのか?
優等生のイメージがある綾瀬はるかには、撮影現場での奇跡を期待する監督の映画には向かない

すでに次の作品に取り掛かっているという是枝監督
どんな作品を送り出してくれるのか楽しみだ

資本主義の市場はカジノ、カジノのオーナは米国

資本主義の市場はカジノ、カジノのオーナは米国

世界秩序が変わる時 齋藤ジン著
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166614783

強くなりすぎた日本経済(米国のGNPの1/2超)は勝てない席に座らされ、失われた30年を過ごした
今、中国が米国の覇権を脅かす存在となり、モノづくりを捨てた米国にとって広範な技術と製造業が残る日本の存在が米国にとって重要になり、日本経済に追い風が吹いている
その結果が日経平均の5万円超え
著者はヘッジファンドや投資家などに政治・経済・金融のマクロ分析を提供している投資コンサルタント

80年代後半日本経済は絶頂期、だが日本のGNPが米国の1/2を超えたところで米国の態度が変わった
日米半導体協定後の半導体業界の凋落、日米構造協議後の金融機関の統廃合、そして30年続いた日本経済冬の時代
日本の電機業界の変遷を実体験として目にしてきたけど、こんな地政学的背景があったとは目から鱗

本を読むのは面倒だなと思う人にはこの動画がおすすめ
齋藤ジン氏と尾河眞樹氏の対談動画
https://www.youtube.com/watch?v=Mj3eQAyg0_k

 

今月見た映画のメモ

今月見た映画のメモ

映画 『免許返納!?』
舘ひろし演じる古希を迎え周囲からは自動車免許返上を迫られるベテラン俳優
若き日の憧れランボルギーニのハンドルを今も握り、枯れた老人役で好評を博すも、かつてのようなハードボイルド役への未練が断ち切れない
冒頭から笑わせてくれるコメティ映画
黒木瞳と共演していた『終わった人』を思い出させた
現役生活を終えた男の生き様をコミカルに演じる舘ひろし
いい味出してる

映画『黒牢城』
戦国の世、織田信長に反旗を翻した荒木村重
孤立した有岡城で起きる奇怪な事件を牢に囚われた黒田官兵衛の知恵を借り解決していくミステリー
観客の想像を超える以外な結末
主演の本木雅弘の演技が迫力満点
謎解きつつワクワクしたい観客向けの映画

映画『マンダロリアン・アンド・グローグー』
スターウォーズシリーズの短編
二十歳の頃、初めて見たスターウォーズは第2編で、第1編未鑑賞だった自分はストーリが見えず面白くなかった
その時のトラウマを引きずったか、物語の時間関係が前後して上映されるスターウォーズにはいまいちのめりこめなかった。
ところが、今回の『マンダロリアン・アンド・グローグー』はスターウォーズの話の順序とか登場人物とか知らなくても十分に楽しむ事ができる
監督は『日本の子連れ狼』を題材にしてこの映画を作ったそうな
迫力のある映像とカーチェースとドンパチが続くハリウッド映画ならではのエンターテイメント
主役はマンダロリアンよりジャバ・ザ・ハットなのではと思えた笑

NISAは やってみるべし

旅先でレンタカー運転中ナビに視線を取られ、一時停止線を見落とし青切符を切られた
違反後3ヶ月違反がなければ点数として累積されないとの警官の助言
あれ、そんなルール昔からあったっけ?
というくらい違反からは縁遠いゴールド免許の自分

青切符にこまごまと現場状況が記載されていて、名前住所、最後の職業欄に「無職」との2文字 
ちょっとショック

資本主義社会では、資本家と労働者と地主に国民は分類されると言うが、無職の年金生活者はどっちなのだろう?
受給される年金は過去に給与から天引きされた蓄財の後払い(?)だから労働者
あるいは資産運用しているから資本家か

2014年から導入されたNISAは労働者たる国民を資本家に成った気にさせる事が国の目論見か?
国民の金融資産が2300兆円あってその半分が現預金、政府は株などのリスク資産の割合を倍にして現預金の比率を下げたいらしくて、その仕掛けのひとつがNISA
米国では現預金の比率は1割、そして激しい貧富の差
きっとNISAは資産格差拡大をもたらす

とはいえ、給与収入が無くなった年金生活者としては資産の取り崩しには工夫が必要、運用についても勉強中、まずはNISA始めた

平日のメガバンクでキャッシュレスについて想うこと

平日のメガバンクでキャッシュレスについて想うこと

10年以上放置状態だった三和銀行の通帳を持って三菱UFJ銀行へ行った
ATMで「この通帳はお取り扱いできません」とはじかれ、窓口で対応をお願いする事に
老人ばかりの顧客の中、70代とおぼしき男性が延々女性行員相手にクレームをつけている
税金がどうの、訴えられるよとか、どうのこうのとの声が聞こえてくる
また別の80代の老夫婦は後から来た娘と合流して、娘の指示の下、ATMでお金を出し入れ

スマホ払いかカード払いが増え銀行行くのは自分は年に数回
現金使うのは友人との割り勘精算時くらい
証券会社も銀行も駅前店舗は縮小方向

銀行支店に併設されたATM端末も削減され
30代の若者はコンビニATMで入出金が当たり前に
ネット銀行使えば手数料はゼロ円

大手銀行は三大メガバンクに集約された
平日昼間の金融機関はスマホも携帯も持たない高齢者の為の福祉施設
紙の通帳の有料化が進む昨今
最後まで残る金融機関の店舗は公的資金に支えられた郵便局だけなのかも

映画 急に具合が悪くなる 鑑賞

映画 急に具合が悪くなる 鑑賞
上映時間3時間16分と知ったのは観賞後作品のサイトで確認してから
長さを感じさせない 味わいのある深い映画 
映画は派手な音楽も過剰な演出もない、まるで演劇を見ているか読書しているかのように静かで、鑑賞者が自分の内面と向き合いながら想像力をかきたててくれる作品
エンドロールの静かな曲もじっくりと聴いていたくなる、すみずみまで丁寧に作られた作品
主人公は民間老人ホームの介護施設長のフランス人マリールー、末期癌の日本人演劇演出家真里
ユマニチュードを導入し認知症患者と優しく向き合う施設を目指すマリールーと時間のかかる介護は現実的では無いと提案を拒否するスタッフ
スタッフの人件費増額を要求するも出資者の合意が得られず悩む施設長マリールー
真里が演出する劇は長塚京三のひとり舞台で、題材は精神病院を廃止したイタリア、その舞台に唐突に登ってくる自閉症の青年は彼の孫
ステージ4の癌患者真里は普段の生活に差し支えはないものの医師からは、急に悪くなる、悪化したら早くて3週間、長くて3ヶ月の命と告知されている
おのおの異国の大学で学んだ経験のある二人
マリールーと真里との会話は日本語とフランス語が混じり合っていて、その事に違和感は感じられない
人は本心を語りたい時には母国語を使うのだから
健常者と認知症患者、病院と地域住人、看護スタッフと家族、日本人とフランス人、演者と観客
垣根を取り払いお互い理解し合い混じり合う 
施設でのグループワークではスタッフも利用者も仰向けになり上げた脚をマッサージし合っている
奇妙な風景、じゃれ合う姿は幼児の戯れのようだ
ハリウッドからは産まれないフランスと日本だから作り得た作品なのか
少子化の原因を資本主義だけに求めるのは違うと思うけど、資本主義は速度と効率を求めるから無償の利他的行為である子育てとは相性が悪そうだ
イタリアの精神病院もフランスのユマニチュードも初めて知った
学びのある映画でした

ポイ活にいそしむ

ポイ活にいそしむ
最近始まった かなトクキャンペーン還元率20%と聞き、乗ってみる事にした
キャッシュレス決済あたり2,500円、最大15,000円の還元が得られるという 還元総額180億円になったらおしまい
対象となる決済はPayPayのようなコード決済だけで電子マネーやクレジット払いは非対象
キャンペーンへの応募不要、コード決済をすると勝手にポイントが付与される仕組み

Suica等電子マネーは「クライアントサイド」方式と呼ぶスマホ内のICチップに金額を書き込む方式、PayPay等のコード決済は「サーバーサイド」方式と呼ばれインターネット経由で決済情報を決済事業者のサーバーに送る方式。
ユーザーの立場に立ってみれば明らかにスマホをかざすだけの電子マネーは便利、なぜ操作に手間のかかるコード決済がこれほど普及したのか不思議でならない

ネット非接続状態でも使える電子マネーには短時間処理と安定性において分があると思ってたけどサーバー方式ならリアルタイムで利用状況が集計できる。だから総額180億円に達する判断がすぐできるのでコード決済だけがキャンペーンの対象になった、という事なのだろうか? 

低コストで利用できるコード決済が電子マネーを凌駕しつつある
不就労所得への関心が高まっている無職のわたし

おまけ
東洋経済の 川邊氏のPayPay誕生物語 面白い この時も孫さん活躍
2017年当時の日本のキャッシュレス決済比率21.3%が、2018年のPayPay登場(100億円あげちゃうキャンペーン)で現在は58%に
https://toyokeizai.net/articles/-/948720?display=b