We and Resposibility

オバマの就任演説の中で印象に残った言葉は「私たち」、それと「責任」
日本では「責任」という言葉はどこか重い響きがあるからか、あまり聴かれなくなった。社会人としての責任、国民としての責任、そして父親としての責任。

マスコミが好んで報道するのは、国が悪い、会社が悪い、「派遣切り」という言葉に象徴されるように、大きな組織の責任にしてしまって、一人一人が果たす役割、自分の責任を忘れがちになってはいないか。税金払ってやるんだから国がやって当たり前、消費者庁という言葉にはそんなお客様目線が感じられて好きになれない、消費者であるだけでなく、市民でもあるはずと、思うから。

ってな話をすると、そうそう、それは自己責任というのだよと言い出す人がいるけれど、これもやっぱり違うかな。自己責任、英語に訳すと、responsibilityよりはbusinessだろう。

Mind your own business ! というのは、お前の知ったことか!というような意味だし。自己責任という言葉には人の繋がりを断ってしまうかのような、冷たいニュアンスがつきまとう。

なんて知ったかぶりをしてはみるものの、オバマの演説を原文(英語)で読むのは、早々にくじけてしまった程度の語学力。オバマの演説をヒアリングして理解できる位の英語力は欲しいなぁ、と思った私だったのです。