動的平衡、CELL(細胞)の声に耳を傾けよ

最近書店でみかける福岡先生の本、昨年ブームになった『生物と無生物の間』の続編みたいなものらしい、というのも読んでいないので。

動的平衡、なんだろう?

人の体は100兆個の細胞からできていて、半年経つと、細胞は全て入れ替わってしまう。古い細胞が死に、新しい細胞が生まれることで生物は生きながらえている。今ここにある自分が半年経つと実は入れ替わってしまっている、なんだか、そんな話を聞くと、自分の心がけや行動次第で半年後にはべつものになれる、というのはなんだか嬉しい。

細胞はたぶん絶えず「変化」を求めている。
日常を離れて旅に出たくなるのも、年に一度は海外渡航したくなるのも、変化の無い田舎にこもっていると都会に出たくなるのも、それは自分を形成している細胞が求めていること。

細胞は死に、新たに生まれることで生命は維持されるわけで、死なない細胞はガン細胞として生物の存在を脅かす。細胞の求める変化の声に耳を傾けるのは大事なこと。川は流れていくからこそ、清涼で新鮮さを保ちうる。淀んだ水溜りは腐臭を発して土壌を汚してしまう。

動的平衡の反意語は静的不平衡とでも呼ぶのだろうか
変化の無いまま静的でいるといずれ偏りを生じてバランスを崩して(不平衡)、健康を損なってしまう、心も体も。

などと、読んでもいない本のタイトルから連想したことを勝手に書いてみた。

やっぱり、ちゃんと読んでから、レビューするっかな、『動的平衡