国際

左翼国家アメリカが招いた金融危機

先週日記で書いたように、経済学っていうのは何だろう、みたいな事をつらつらと考えてみて、自分なりの結論というのは、結局、経済なんていうのは生き物なので、理屈通りにはいかないもの。株やFXで儲けようと思うのなら、難しいマクロ経済学の本なんて読ん…

仏教はいずこに、オバマ演説

キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、ヒンズー教、無心論者、 これら宗教の違いを乗り越えた多様性こそアメリカの強みとオバマは演説した仏教が抜けてる、なんでだろう? 今読んでいる『図解ガイド「世界の三大宗教」重要ポイント83』によれば、ヒンズー教よ…

トヨタの新社長とアメリカの新大統領

トヨタの新しい社長が創業の豊田家から出ることが内定したとかで、創業者の孫豊田章男氏がTVで挨拶。しかし、原稿の棒読みで、ライセンス持ってるほどの車好きという事と、品の良さは伝わってきたものの、売り上げが4割も前年度比で落ちてしまった苦境のト…

欲望という名の牽引車

欲望というのは世俗的な立場にたてば、刹那的であるにせよ、人からは虚栄と取られたって、エネルギーの源であることは事実。まだソ連と呼ばれた時代にヨーロッパの旅行で立ち寄ったモスクワの空港で売店の売り子たちの愛想の無さとやる気の無さをみて、共振…

ノーベル物理学賞受賞と日本語

ノーベル物理学賞の受賞を聞いた益川敏英氏が「大してうれしくない」と言ったとか、その気持ちは理解できる。「クォーク」の拡張性を予言して、それが実験で確認されて自分達の理論が実証された時の感激に比べれば、ノーベル賞受賞という世俗的な喜びはとる…

中国製食材へのメラミン混入と米国発サブプライムローン問題、どこか似てやしないか

サブプライムローン問題って、米国の高リスク債務者(カードの借金踏み倒しちゃったような人)向けローンで留まっていればすんだものの、そのローンを証券として世界中の金融商品に埋め込んじゃって、ばらまいたので、世界の金融市場が大変なことになってい…

チェコのプラハにあるストラホフ修道院

12世紀に作られたこの修道院にある図書館、天井の壁画といい、蔵書といい、立派である。 中世のヨーロッパでは教会が唯一の知識の府だったのだろうか。 ネットワークの向こう側のサーバにありとあらゆる知識が集約され、検索を通じて知識だけでなく、思想…

内田樹さんのブログから

http://blog.tatsuru.com/2008/08/05_0958.php「中国人が北京オリンピックで失うものは、日本人が東京オリンピックで失ったものの10倍規模になるだろう」中華思想 とは、 → 「王化」の光があまねく「王土」に同心円的に拡がると考える中国に古くからある思…

マイクロファイナンス

バングラデシュの首都ダッカ http://www.nhk.or.jp/special/onair/080622.html 国連やバングラデシュ政府がなしえなかった貧困対策をBRACというNGOが担うノーベル平和賞受賞で知られるようになったマイクロファイナンス番組で紹介されていたダッカのスラムに…

ハリウッドだからできるのか

飛行機に乗る楽しみの一つは、窓外に広がる雲海もさることながら、一人で好きな映画が見れる事。『最高の人生の見つけ方』という映画は、ガンで余命半年と宣告された初老の二人(ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン)が病院を抜け出して、やりたい…

Chinese Taipei

十数年前、初めて台湾に旅行した折、70歳くらいの台湾人ガイド(おじいちゃん)の流暢な日本語に驚いたことがある。流暢なだけでなく、日本でも耳にすることがない位きちんとした言葉使いで話をされていた。戦前、台湾が日本の一部であった事をその時初めて…

お芋食べながら『日本の大逆襲』を読んでいた

種子島の農家 夢百笑の『種子島蜜芋』 オーブンで焼いた甘いこのサツマイモが我が家ではおやつとしてとても好評。スーパーの店頭には並んでいないのだが、今はこういう特産品もネットでご注文。便利な世の中になったものだと思う。 日本の農業の競争力が無い…

国際連合、国際貢献、国際社会、…

元日の新聞に日本は軍備放棄を世界の国々に呼びかけ、憲法九条を守って自衛隊の軍事力を放棄し、その代わりに戦争が起きたら国連に守ってもらうよう提案しようという投書が載っていた。国際連合というのはThe United Nations直訳すれば国々の寄り合いといっ…

アジアのハブ空港

ハブ空港というのは航空路線網の中心として機能する「拠点空港」のことである。自転車のハブとスポークに由来する米国ではUAのシカゴ・オヘア空港とロサンゼルス空港、アメリカン航空のダラス・フォートワース空港、ノースウエスト航空のミネアポリス空港な…

週末に放映されたNHKスペシャル激流中国「密着 共産党地方幹部」

これは面白かった、印象に残っているので備忘録として書き記しておこう中国の地方行政は 省-市-県-郷 という階層で構成されていて、30万人程度の人口の"郷"を仕切っている二人の共産党書記の活躍ぶりが紹介されていた。紹介された二人の幹部のうち最初の一人…

中近東のドバイ

8月15日の日記で中近東カタールの首都ドーハのアラブ人は石油があるので働かないという話をしたのだが、同じ中近東でもドバイは事情がちょっと違うようだ。5年後には石油が枯渇するといわれているドバイでは貿易や観光に力を入れていて、資源輸出のもたらす…

JAL 上海羽田間定期便 35年の月日を経て

今日、羽田上海定期便をJALが開設って、35年前の今日は日中間の国交が正常化された記念日なんですね。あれは角栄さんの時代かな。羽田空港は2010年にはもう一本滑走路が増えて(合計4本?)年間40万回の発着が可能になるという。増えた分を国際便に優先的に…

ドーハの悲劇

中近東カタールの首都ドーハに赴任している知人から一時帰国で日本に滞在中に聞いた話現地のカタール人は働かず、町で見かける労働者は出稼ぎのインド人だけらしい。現地の人は昼間は暑いので冷房の効いた部屋にいて、夜になってモールに繰り出して遊んでい…

経済のグローバル化の行き着く先

米国発の住宅ローンの焦げ付き問題で金融市場が混乱して世界中の株が下がっているそうな。米国ではローン破産した人でも住宅ローンを住宅を担保にして組むことができる事になっているらしい。その分、利率が高い。かたや、日本ではS電機が半導体部門を外資フ…

プラザ合意以来の円安だって!

プラザ合意(85年)以来の円安らしい。当時1年間で1$=250円から150円程度まで一気に円高が進んだ。この円高をきっかけに製造工場の海外移転(主として東南アジア)が進む。中国南部シンセンが世界の工場として注目を集めるのは、冷戦が終結して、蠟小平の改…

仏大統領選で敗れたロワイヤル氏が夫と離婚

離婚といってもお二人は婚姻しているわけではなく、「連帯市民協約」を結んでいたらしい。初めて耳にするこの協約、元々はゲイ・カップルのために生まれ、結婚に準じる権利を保障する制度との事。パートナ同士の相続・贈与税控除が受けられるが、親子関係に…

iPod Wii PSP みんなまとめて引き受けた

これらの電気製品三つとも同じ鴻海精密工業(ホンハイ)という会社で製造されている。英語名でFoxconnというこの台湾の会社は工場を中国に持ち、 EMSとして世界最大、売上は5兆円と中堅電器メーカ二社を足したよりずっと多い。EMS(電子機器製造受託サービス…

マイクロソフトのビル・ゲイツ、アップルのスティーブ・ジョブズ、二

All Things Digital コンファレンスでゲイツとジョブズの対談(10年ぶり?)があった。iPodのアップル(旧アップルコンピュータ)の創業者の一人スティーブ・ジョブズはApple II で$2億もの巨富を20代で得、Macintoshを世に送り出したのち、その独断性ゆえ'85…

イギリスの自動車道路

イギリスでは交差点に信号機はなく ランアバウトというロータリーを回って進行方向を変える方法が使われているのは有名だが、慣れてくると これがとても便利である事に気づく。なぜこれが日本ではできないのだろう。私の近所でもそうだが、環状道路と幹線道…