マイクロソフトのビル・ゲイツ、アップルのスティーブ・ジョブズ、二

All Things Digital コンファレンスでゲイツジョブズの対談(10年ぶり?)があった。

iPodのアップル(旧アップルコンピュータ)の創業者の一人スティーブ・ジョブズApple II で$2億もの巨富を20代で得、Macintoshを世に送り出したのち、その独断性ゆえ'85にアップルコンピュータを追われる。彼が'86にルーカスフィルムから買収した会社は後にピクサーとして世界初のCG映画「トイ・ストーリ」を'95に大ヒットさせ、ピクサーがディズニーに買収された事によりジョブズはディズニーの役員となった。技術的評価は高かったが商業的に成功したとはいえないNeXTの技術と共にジョブズは'97にアップルに復帰、その後のiMaciTunesiPodの成功を主導する。

マイクロソフトビルゲイツは、安く手に入れたCP/M互換OSをMS-DOSとしてIBM-PC用に'80に売り出し、GUIシステムとしてはアップルに出遅れたものの、ソフトウエアに専念する事でハードウエア企業との協業に成功しwindows95を発売して世界中に独自規格のPCを広める事に成功する。

ジョブズMacintoshの時代から徹底的に商品のデザインや使い勝手に拘って成功を収めた。ゲイツは世界で初めてそれまでには無かったソフトウエアの会社を立ち上げ、ライバルとは徹底抗戦、買収を重ね、今のMicrosoftを作り上げたといえるだろう。

さて、PCからネットに付加価値が移るといわれているweb2.0の時代、この二人の対談はPC時代の終わりの象徴と後に評価されるのか、それともPCを中心とした時代がこれからも続くのか。5年後にはどうなっているのだろう。

cnet japanの記事(日本語)
http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20349898,00.htm

二人の競演(英語)
http://d.wsj.com/

インタビュー英文(英語)
http://d5.allthingsd.com/20070530/d5-gates-jobs-interview/