中近東のドバイ

8月15日の日記で中近東カタールの首都ドーハのアラブ人は石油があるので働かないという話をしたのだが、同じ中近東でもドバイは事情がちょっと違うようだ。

5年後には石油が枯渇するといわれているドバイでは貿易や観光に力を入れていて、資源輸出のもたらす収入は半分以下になっているという。空港の免税店を24時間営業にしたり世界一高いビルや巨大なショッピングモールを作って観光客誘致に努めている。

Google mapでドバイを見たときに海に突き出したバナナのような奇妙な人工島が目に留まったのだが、これは目の前に海が広がる海上の別荘らしい。

http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/a/100/index.html 

「石油が出なくなる日」プロジェクト 参照

石油で稼いだお金を人を集めるためのインフラにつぎ込んだり、オイルマネーと呼ばれるように世界中で有望な企業に投資したりと中近東諸国も石油が無くなった時に備えて自国の資産活用を積極的に進めている。かたや日本はどうだろう。世界一の債権国になっていながらその恩恵を十分に享受しているのだろうか。石油が枯渇した時にどうするのかという事をきちんと考えているのだろうか。

アメリカは金融帝国と呼ばれるだけあって、借金してかき集めたお金を更に巧みに運用して利ざやを稼いでいるようだし、サブプライムローンの例でも分かるように低所得者向け住居対策を世界中の人にリスクをばらまいてうまくやっているようにもみえる。日本ももっとしたたかに対処しないと汗水たらして蓄えたお金をみすみす持っていかれそう。