仏大統領選で敗れたロワイヤル氏が夫と離婚

離婚といってもお二人は婚姻しているわけではなく、「連帯市民協約」を結んでいたらしい。初めて耳にするこの協約、元々はゲイ・カップルのために生まれ、結婚に準じる権利を保障する制度との事。パートナ同士の相続・贈与税控除が受けられるが、親子関係に関しては、効力を持たないという点が婚姻との違いのようだ。

イギリスでも妻の事をワイフと呼ばずパートナーと呼ぶ人は多かったし、ヨーロッパでは従来とは異なった価値観の夫婦(パートナー?)の有り方が受け入れられつつあるという事だろう。その結果、フランスでは少子化に歯止めがかかったともきく。

日本でも、最近では「結婚しました」といってくる人より、「入籍しました」と言ってくる若い新婚さんが増えてきた気がする。「入籍しました」という言葉には、籍を入れる前から一緒に暮らしてましたというニュアンスが感じられる。若者だけでなく、熟年離婚という言葉も聞かれる様になってきているし、日本でも夫婦の有り方は変わりつつある。

つまるところ、双方が家庭に何を求め、それが一致するのかどうかが、フランス、日本を問わず、一緒に暮らす二人にとっての絆になるのかなと思う。