ハリウッドだからできるのか

飛行機に乗る楽しみの一つは、窓外に広がる雲海もさることながら、一人で好きな映画が見れる事。

最高の人生の見つけ方』という映画は、ガンで余命半年と宣告された初老の二人(ジャック・ニコルソンモーガン・フリーマン)が病院を抜け出して、やりたい事をリストアップして、リストアップされた項目を一つ一つ成し遂げていくという話。

自分がやりたい事、リストアップしておくといいのかも知れないと思った。
自分もやってみようかな、ちょっと人には見せられないけど

もう一つ面白かったのは、『大いなる陰謀』
9.11以降のアメリカの政治、アフガンでのタリバーンとの戦い、イラクとの戦争、イランの核疑惑、等など政治的な話をトム・クルーズ演じる若き大統領候補とメリル・ストリープ演じる新聞記者とのやりとりの中で分かり易く説明してくれている。監督のロバート・レッドフォード演じる大学教授の学生への言葉も結構重い。マイノリティ故に軍役にチャンスを求めざるを得ないという教え子二人が遭遇する現実もアメリカの姿を良く描いている気がした。
でも、この映画タイトルはいまいち、原題『Lions for Lambs』の方がいい。

それにしても、政治的な話題や社会問題をこれだけあからさまに映画にしてしまうアメリカという国はすごい。日本では、政治や歴史を正面からとらえて、なおかつエンターテイメント性もある映画というのはあまり見ない。国民性の違いなのかな。