マイクロファイナンス

バングラデシュの首都ダッカ
http://www.nhk.or.jp/special/onair/080622.html
国連やバングラデシュ政府がなしえなかった貧困対策をBRACというNGOが担う

ノーベル平和賞受賞で知られるようになったマイクロファイナンス

番組で紹介されていたダッカのスラムに住む女性は、病気で治療代にお金がかかる夫と、幼児をかかえ、ひとり雑貨屋を営む。
彼女はBRACから13000円を借りて週に300円ずつ返して一年で完済するのだとか。5人仲間を集め、連帯して責任を負うことで担保が無くてもお金を借りられる仕組み。これをマイクロクレジットというんだって。借金をして商売しながら返済しているのが全員女性だったというのも驚き、いやはや女性は世界中どこへ行っても働き者だわ。

政府や国連やらが支援という形で貧困を撲滅しようとしていたのに、うまくいかなかったのをNGOがやっちゃうんだね。公的機関がやると援助して、それでお終いだし、民間の銀行は規模の小さな融資には見向きもしないだろうし。

貧困層に必要なものは援助ではなく、投資である」
この映像に映し出させる人々の明るい笑顔をみると、ほんと説得力がある。恵んでもらった時の卑屈な笑いと自分で稼いだという気持ちからわきでる笑顔。そこに大きな隔たりがあるようにみえた。

資本主義は格差や貧困を拡大すると言われているけど、ここで紹介されたファイナンスという資本主義的な仕組みをNGOという非政府組織がやったことがうまく行った理由なのかなぁ

人は同情され援助を受けても自立できないけど、自分の力で稼いだという実績が自分の足で立つ自信を培うんだろうね

http://d.hatena.ne.jp/video/niconico/sm3744831