コンビニの深夜営業規制

2ヶ月ほど前に、深夜の鎌倉&江ノ島から横浜まで深夜ハイキングなんていう子供向けイベントがあって付き添いで延々8時間近くを歩き通した。僕らが若くてまだ車で夜遊びしていたウン十年前と違って暴走族もいないし、静かな夜の道をトボトボと歩いていて目に付くのはコンビニ。1000mおき位にあるんだね、便利な世の中になったものだ。

「便利」で「安全」で「効率」のいい社会に勝る正義は無いと信じて来たのが戦後の日本人のありようなのだろうけど、日本のコンビニが若者を駄目にして、だからサッカーも強くならないんだよといったトルシエ監督の言葉が昔からひっかかっている。

電車は遅れないのが当たり前で
深夜でも金を出せば飲み物でも食べ物では手に入るコンビニがそこかしこにあるのが当たり前で
スーパーで売っている魚は腐っていないのが当たり前で
学校ではいじめられないのが当たり前で

それでもって政府はわざわざ消費者庁なんていうのを作って国民の皆様がもっともっと安全な社会で暮らせるように面倒を見てあげましょう なんて事を言い出しちゃって

ますます、自分でリスクを回避するというか「そなえよつねに」というか、そういう自立した気持ちを持たずに、困ったらお上に泣きつく国民を増やしてしまっているようにみえるんだよなぁ。最近の一連の食品偽装報道なんかを見ていると、だから、消費者庁が必要なんだよという政府のキャンペーンにマスコミが一役かっているように見えるんだよね。違うかな?考えすぎ?

国に頼る = 税金が使われる
ということを頭に入れておかないと気がつくと消費税は20%でも足りませ〜ん。という話になっちゃいますから。

コンビニが若い人たちをスポイルするという意見に僕はうなずいてしまう