小説が映像化された時の戸惑い

『まんがで読破』って、ちょっとしたブームなのかな
最近、近代文学が漫画化されて出版され、店頭に並んでる
僕も昔、手塚治虫の書いた「ファウスト」とか「罪と罰」とかを漫画で読んで、名作の世界に少し触れた気になった事があったけど、今出版されている漫画はちょっと…

夏目漱石の「こころ」って自殺を扱ったオカルト漫画ですか?
う〜む、「こころ」という小説が好きな自分にとってはショックでした、最初の絵は。
できれば、漫画化するのはやめてもらいたい。あるいは、漫画を最初に読んだ若い人たちに、原作はこんな陰気な小説ではないよと伝えてあげたい。

昔、映画化された庄司薫の「赤頭巾ちゃん気をつけて」を見たときにも、やたらおしゃべりな薫君にがっかりした事があったけど、最初に小説を読んで印象に残った物語を映像で見てしまうと幻滅してしまう事の方が多い。

小説として読むのは面倒くさいからまずは漫画で、というのもそれはそれでありかも知れないけど、お気に入りの小説は映画や漫画では見ない方が良さそうだ

漫画で名作を読んだ若者も是非、原作にも触れて欲しい。
(と、ちょっと親父モード)