ノーベル平和賞授賞式での被爆者演説
会社がインターネットで利用可能な新しい会議クラウドサービスを導入しはじめた。
使い方やトレーニングがネット上のサイトで受けられるようになっている。
サイトにアクセスしてみると説明用の言語が複数選べるようになっていた
イタリア語、ポルトガル語、スペイン語、英語、フランス語、ドイツ語、中国語、韓国語、日本
世界中のITを利用する企業はこれらの言語が話されている国に活躍の場があるという事だろう
これらの言語が利用されるようになった歴史を振り返ると
ローマ帝国、大海洋時代、産業革命、フランス帝国、第三帝国、大日本帝国、等、その時代時代で覇権を握り、あるいは握ろうとし敗れた歴史が脳裏に浮かぶ
ロシア帝国が入っていないのはIT企業が少ないということか。帝国としての歴史はなくてもIT先進国韓国語には対応されている。
使う文字はアルファベット、漢字、ハングル、ひらがな
大学の授業が母国語で成り立つのは日本だけで、それは明治維新の時の先人たちが外国語の文献を日本語に翻訳してきた積み重ねの歴史のおかげときいたことがある
明治維新の富国強兵策がなく日本が植民地となっていたのなら、今私達がつかっている文字も言葉も違った言語、例えば英語になっていたのかも知れない。
言葉は民族の絆
第二次世界大戦後、イスラエルという国が作られヘブライ語が公用語とされた。それまでのユダヤ民族は、フランス系とドイツ系とでは異なる言葉で話していて、イスラエルに結集したユダヤ民族のアイデンティティーを呼び起こすために必要だったのだろう
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今日のノーベル賞授賞式では広島で被爆されたサーロー 節子さんが被爆者としては初めて演説されるという。多くの被爆者が広島や長崎にいるのに、その声が世界に伝わらなかったのに英語で話す彼女の演説は核兵器禁止条約に際し多くの国の代表の気持ちを動かしたという。
言葉が違うと心は伝わらない。加害者は被害者の痛みに気がつくことはない。言語の違う国同士の戦争が悲惨な結果をもたらす
ノーベル文学賞がカズオ・イシグロに送られるという
日本で無名だし、演説も日本語ではなく英語でしているので彼の母国への想いを理解するのは難しそうだ
言葉の違う人間を日本人は同胞だと認めないだろう
異なる言語を使いながら民族としてのアイデンティティーを2000年以上も維持し続けたユダヤ人
言語と民族としてのアイデンティティーについて、まとまりのない想いを綴ってみた。