読前感想文 芥川賞はなぜ村上春樹に与えられなかったか?


芥川賞はなぜ村上春樹に与えられなかったか』―擬態するニッポンの小説 (幻冬舎新書) [新書] 市川 真人  著

1. 「坊ちゃん」は誰とくっつくのか?
2. 私たちはなぜ「メロス」に感動したような記憶があるのか
3. 芥川賞はなぜ村上春樹に与えられなかったか

この三つの疑問に答えたいという、この新書の「はじめに」を読んで買ってみた本
「人はなぜ小説を読むか」というサブタイトルも面白そうだ

実は、この本、まだ読んでいない。
なので、読後、ではなく読前、感想文と名付けてみた

芥川賞というのは、新人作家に与えられる賞らしい
おそらくは、本を売りたい、出版社の宣伝のために、芥川の名前を付けた賞を作ったのだろう。

文学的に優れている/いない、という事を誰が何を基準に決めているのか、決めることができるのか、定かではないけど、今年と昨年の受賞作を読んだ印象では、将来出版社にとって、いっぱい売れる本を書いてくれそうな作家、そこが受賞の判断ポイントのような気がしている。

そういう意味では、村上春樹は、長編小説は五年に一冊くらいしか書かないし、文壇の人達と仲良くする、なんてしそうもないし、出版社の編集者ともつるみそうもない。

だいたい、日本に住む事も嫌がっている節もある。

という事をつらつらと考えて、「村上春樹は出版社にとってコンスタントにコンテンツを産む出してくれそうもないから、芥川賞を受賞できなかった」というのが僕なりの、最初の設問に対する答え

と、まぁ、こんな風に、自分なりに読む前に感想文を書いてしまうというのも、面白そうだ

読み終えたら、読後感想文も、きっと書くでしょう

たぶん