桜も、散り始めました

花見の季節も来週頭の雨で流され、終わってしまいそうですね
桜吹雪き、舞い散る公園で季節の移り変わりを感じていました。


2月の中頃に西海岸サンノゼから来たお客さんと飲みに行った時に、彼にサンフランシスコのコンファレンスに行ったかって聞いたら、「いやぁ、この時期ののサンフランシスコは雨が降るんだよね」と顔をしかめていた。2月のサンフランシスコというのは雨が多いらしい。とはいっても、日本の梅雨に比べれば、たいしたことはない。

アメリカのサンフランシスコから南の一帯は、2月は雨が降るが、そのあと半年は一滴の雨も降らないらしい。だから、緑が映えるのは2月が最後、その後は草は枯れ、カラッと乾いた風の吹く日が続くとか。半年も乾季が続く彼らにとって、なるほど、それじゃ、雨が降るのを嫌がるわけだと納得。

日本人にとって、春は、これから草木が芽吹き、花開くのを楽しむ季節。
朝起きて天気予報を聞きながら、傘を持つか持たないか、終日お天気だから洗濯物を干してでかけるかと、天気の移り変わりに敏感な日本人と、そもそも傘持って出かけるなんて発想するらない西海岸の人達と。

四季の移り変わりの中で暮らすことがDNAに刻み込まれた日本人、砂漠で生まれたキリスト教を信じている欧米人。宗教観の違いはこんな自然との付き合い方の違いにも根ざしているのでしょう。

一年にこの時期にしか咲かない桜
その桜をそこかしこに植え、春の訪れを楽しむ日本人、そのメンタリティはかの国の西海岸の人達には理解しにくいのだろうな。

自然の豊かな日本って素敵だと思う