twitterと紅白歌合戦

昨晩の紅白歌合戦、膝の上のノートPCでtwitterしながら、鑑賞体験。

TV番組を見ながらコメントを書き込んで、視聴するというスタイルは、2ちゃんねるでもできるけど、twitterの場合には、自分の意志で読みたいコメント主を選択できるのがミソ。

普段からtwitterでフォローをかけている人は、元々共通の興味があって、選んでいるので、2ちゃんのように不特定多数の、不満のはけ口としか思えないような無意味なコメントは読まずにすむというとこが、S/Nを保つフィルタリング効果。

以下、その時のやりとり

☆ キムタクのムーンウォーク見て、改めて、マイケル・ジャクソンのすごさを認識

☆ スーザン の こうげき! きむたく に 250 の ダメージ ! キムタク は えいご を となえた! しかし スーザン・ボイル には きかなかった! → スーザンとキムタクのあの一瞬の間が可笑しかった。キムタクと一緒におどけたスーザンさん。

☆ FFのラスボスと化した小林幸子が数年後の紅白では、3Dで飛び出すのかなぁ。 → これは暦本さんのtweetから連想したこと。

☆ 福山グラバー邸、本物の雪だったんだ! 素晴らしいタイミンクで、長崎に雪が降っているのですね。演出を超えた自然の恵の演出だ! 。 → デジタルハリウッド杉山校長のtweetから。

☆ 絢香の病名もソフトバンク孫社長twitterに対するRTで知った。

こうして、一晩経ってから、昨晩の自分のtwitterを眺めてみると、家族で紅白見ながら、ワイワイガヤガヤと会話のネタにしていたのを、ネット経由で見知らぬ誰かとやっていることに気がつく。

HDDレコーダを使ってTVを見るようになってから、家族のそれぞれが見たい番組を自分のスケジュールに合わせて、見るようになったこのはここ数年。もはや、金曜日の10時までに帰宅してドラマ「ふぞろいの林檎たち」を観なきゃ、なんて時代は遠い昔。「8時だよ!全員集合」なんて言ったって、集合すべき茶の間もどこへ。便利になったとも言えるが、TVドラマが家族の話題のネタとなりえなくなった、という事も感じる。

おかしな話だけど、twitterをしながらTVを見るという体験は、誰かと一緒にTVを見る楽しさを再認識させてくれた。目の前にいる家族とはバラバラに別々のTV番組を見ているのに、ネットの先の見知らぬ誰かとは同時に観ている楽しさを共有しているだなんて。

なんとも奇妙な、でも、もしかしたらTVの前に視聴者を引き戻す手段にtwitterが使われるのかもと思った大晦日の夜。