筆談ホステス 67の愛言葉

筆談ホステス 67の愛言葉 (青森一の不良娘が銀座の夜にはぐくんだ魔法の話術)

筆談ホステス 67の愛言葉 (青森一の不良娘が銀座の夜にはぐくんだ魔法の話術)


 「隣に誰かがいるだけで、"憂い"は"優しさ"に変わります」

  会社を起こしたばかりで、難題ばかりが降りかかってくると嘆く、お客さんに、
「難題の無い人生は“無難”な人生。難題の有る人生は“有り難い”人生」
と筆談で答える

幼い頃、お風呂でおぼれて、髄膜炎になり、その高熱が原因で耳が聞こえなくなった著者、斉藤里恵さん。
銀座でホステスを勤める彼女は、お客さんとは全て筆談。

耳が聞こえないというのは大きなハンディだけれど、文字で言葉を交わしあう事でも心は通じる。SNSのようなメッセージのやりとりだけでも、相手がどんな人なのか、おおよそ想像がつくし、メールのやりとりだけで恋に堕ちる人もきっといるのかも。

きっと彼女からメアドを教えてもらったお客さんは、筆談でやりとりをしている時と同じ臨場感を携帯という小さな画面の中でみつけているのだろう。離れている時も、いつも君が傍にいて。

文字でのやりとりになれた現代ならでは筆談ホステス