「地域への扉をみつけよう〜会社から社会へ〜」

横浜市の主催のリタイヤ後のシニア向けイベントの広告をぼんやりとみながら自殺した加藤和彦さんも団塊世代だったよな、そんな事が頭に浮かぶ。

会社一筋だったお父さん達、地域でなんかせいと言われても、自治会もボランティアも参加したこと無いと居場所を見つけるのも容易ではなく。自分の能力の限界に気が付いて、仕事という一つの役割からは少しずつフェードアウトしていくことを覚えるのも鬱にならないためには必要なこと。

ネットに馴染んでいる人なら、クラブツーリズムとタイアップしている趣味人倶楽部なる50歳以上SNSで輪を拡げることもできるのだろうけど、メールを読むときはプリントアウトして、手書きの文章を秘書にキーボードでインプットさせていたような重役さんだと、ネットも使いこなせなくて、会社離れて戸惑うのかも。そういや、稟議とか決裁って今でも判子ついている会社ってあるのだろうか?

会社から社会へ、そのキャッチフレーズを見ても、やはり人は組織とかコミュニティとか、人と人との関わりの中で生きていかざるをえず、けっして、組織から個人へ、というコピーにはならないのだろうな。

最近よく耳にする、Work life balance、仕事と生活の両立と日本語では訳されるけど、wikiで調べると、spiritual developmentという言葉も入っていて、ああそうか、仕事に追われない、という事だけでなく、精神的な豊かさを実現する、そういう含みがあるのだなと、なんだか納得。