ハイブリッド電車

ワールドビジネスサテライト090907
リチウムイオン電池を屋根に積みディーゼル軽油)を動力とするハイブリッド電車が小海線を走っている。世界の中でも高い技術力を持つ日本の製造メーカ。
日立製作所はISOに自社の技術をスタンダードとして盛り込むことでイギリスでの受注獲得に成功。JRの鉄道研究所が中心となって、日本国内でISOのスタンダードに日の丸技術を盛り込む活動を推進する団体の設立準備室が渋谷にできた。
優れた技術製品は必ず売れる、そう信じてきた日本メーカだが、携帯電話の例でも分かるように、国際規格に盛り込まれる事に失敗すると、世界で普及する事は難しくなる。
電池を始めとする充電技術は日本企業のレベルは高い。
いづれ車もハイブリッド化が進むだろう。
国際規格として採用されるという事は自社の技術を開示することでもある。ISO準拠の充電技術を使ったハイブリッドカー、というものは世に出るのだろうか。
自社技術を公開して国際規格に盛り込むという事は、技術が容易に真似され他社から類似品がすぐに出てくるという事をも意味する。
それとも技術を非公開として、技術をブラックボックス化して高い競争力を維持に努めるのか。
電車のハイブリッド技術と自動車のその技術は類似していると想像できるし、どこまで開示するのかは難しい。
判断の難しいところである。