顔が見えない方が伝わるって事、あると思う

毎週定期的に開催されているプロジェクトミーティングに出先から電話会議で出席することになった。いつもなら会議室に一同に会して顔を合わせながらのミーティングとなるのだが、先週は自分一人電話を通じて出先から会議に参加、会議室のプロジェクタに投影される資料はパソコンのネットミーティングで見るという事になった。

いつもの会議室、いつものメンバーだから、誰がどこに座っているのか、どんな話をするのか、おおよその見当がつく。だが不思議なもので、その場に自分がいないことで会議そのものを客観的にみる事ができた。

その話を持ち出すのは会議の目的から逸れているなとか、個別の議論を全員でやるのは時間の無駄だよなとか、そんな想いが頭をよぎる。いつものように会議に出席していると話の流れに流されてしまいがちなのだが、相手の顔が見えないことで、むしろ全体を俯瞰してみれるというのか、そんな感じがした。

たぶんmixiをやっている人には分かってもらえるのではないだろうか。顔を合わせないで言葉(文面、音声)の方が伝わる事ってあるという事が。たしかに、コミュニケーションにおいて言語だけでなく、表情や場の雰囲気というのは重要な要素だ。だが顔を合わせたらいえない、相手の顔を知らないから打ち明けられることがあるというのも事実。顔が見えないからこそ、相手の発する言葉とか間とかから相手の心情を読み取ることができるのではなかろうか。

コミュニケーションって何だろう?
同じ話相手でもコミュニケーション手段が変わると、また違った風景が見えてくる。そんな思いを新たにした会議だった。