山形県の大家族

今日の午前中、NHKの にっぽんの底力 いよっ日本一!「山形県」という番組で取り上げていたのは四世代同居の大家族の生活。ひいおばあちゃん + 農業をやっているおじいちゃんとおばあちゃん + 建設業に勤める夫(手取り25万円) + 妻(収入14万円) + 就学前の女の子二人 + 建設業に勤めるおじちゃん の八人家族。

一日のスタートは早い。

おじいちゃんは朝食前に農作業で畑をスコップで掘り起こし、朝5時に起床する妻は夫の弁当を作る。

その後、妻は2歳になる子供を保育園に送り届けた後、勤務先の工場に向かう。四世代が同居できるのはそれだけ住居が広いからだが、同居して出費を減らす事で生活が成り立っているのも事実だろう。

おばあちゃんの楽しみはお金が貯まったら、最新の電気製品が買えたり、みんなで旅行にいけたりすることだという。物心両面で支えあっているこの大家族はとても幸せそうにみえた。若い人達が都会に出てしまって、老人だけの家族になってしまった心細い世帯も多いにちがいない。

補助金無しでは成り立たない農業、海外への工場移転が進む電子部品工場、公共事業の削減に伴い仕事が減っていく建設業、収入の糧はいずれも先細りだ。

就学前のこの子供達が大人になる時には彼らの生活を支える糧は何だろう

産業が無いことには地方での暮らしもままならないだろうし…