仕事を離れてサードプレイス
仕事って何?
という答えは、働いて報酬をえる事、というのが普通なのだと思う
だから報酬の得られない家事とかボランティアは仕事じゃないよねと言う事になりそうだ
多くの男達は、結婚して家庭を持つ、という事に対して仕事を離れた場所を確保したい、息抜きの場が欲しい、そんな期待を持っているのじゃなかろうか
でも現実には、女性だって外で仕事を持っていて、家事を一方的に押し付けられるのは勘弁して欲しいし、その「嫁」って言い方なんか引っかかるなぁと言い返したくもなるものだ
「関白宣言」というさだまさしの曲が流行った昭和の時代なら、俺が食わしてやるという猛者もいたのかも知れないけど、終身雇用が幻想となったこの時代、共稼ぎはデフォルトとなった
家庭というのは、家族と言う仕事をする場所
と言い切ってしまうと、なんだか冷淡に聞こえてしまいそうだけど、家族の中で、それぞれに、父親や夫、母親や妻、兄や姉、嫁や長男、といった役割に答えようとしているのであれば、それはやはり仕事と呼んでもいいのではないか?
そして、時にはその役割を入れ替えながら、支えあっているのが家族なんじゃないのかな
だから大切なのは、支えあう、って事であって、一方的に頼られているのではストレスになって、血の繋がった家族であるからこそ、かえって息が詰まる、という事になりかねない
いつも家庭で癒やしが得られるかといったら、それはいささか無理があって、パートナーにもそれ相応の都合ってものがあるので、やはり複数の居場所を持つというのが、家族という仕事を上手にこなす上では必要なのではなかろうか
第三の場所、家庭と職場の中間地点での居場所として、サードプレイス、という呼び方があるらしい
フランスのカフェ、イギリスのパブ、日本だと小料理屋といった場所がそれで、スターバックスのビジネスモデルでもあるらしい
会社という仕事、家族という仕事、そのどちらの仕事からも開放された場所、そういう場所を誰しも持ちたくなるのは自然なことだと思う