ドコモ(日本電信電話公社) JAL(日本航空)とか

随分とご無沙汰になってしまったこの日記

書き留めておきたいネタが無いわけではなくて

経済ネタでは、今朝の朝刊によれば、サムソンとソニーのツートップ戦略を取って、少機種に絞り込んで顧客奪還を目論んだドコモだが先月は契約者数が純減となってしまったとか、SBやauが20万台もの純増となっているのに。

これってiPhoneの吸引力なんだろうけど、ボーダフォンを買い取ってSoftBankのブランドを付け通信業界に乗り込んだ、孫正義って経営者の卓越した先見性のたまもので、彼は米携帯電話3位スプリント・ネクステルを買収した事で、ドコモを超える契約者数の会社のトップになる。

先日、「JAL再生」という本を読んで、創業の経験があり、巨大企業の経営も任せられる日本の経営者って、稲盛さん位しかいないのかな、と思っていて80歳近い老人に企業再生を委ねざるを得ないこの国の人材不足を心配したけど、次世代の期待は孫正義かも。

JAL再生のためにやった事は、たぶん市場に対応した適正な規模の組織にした事、ひとりひとりが人として正しいと思った事を実行できるようにした事、この二つなんだろうと読後に思った。上司の考え、組織の維持、これらしがらみのある中、人として正しい事を実行するのは容易くはない。それを実行できる企業に変身させたのがトップであった稲盛さんのなし得た事なのだと思う。

朝刊のネタに話を戻すと、このツートップ戦略が日本の携帯メーカの淘汰をもたらすと記事にも書かれていた。しかし、本当の勝者は誰かといったら、プロセッサの米国のQualcomや半導体ファウンダリの台湾メーカやAndroid OS のGoogle等、お客さんの目には見えない所で、グローバルで熾烈で、排他的な競争と独占が繰り広げられている。

そして5年後の勝者が誰かと言ったら誰にも分からない
appleiPhone5で終わってしまうのか、そもそもそんな端末が話題になる時代は終わっていて、巨大なデータセンターに投資できる企業、もしかしたら、それはfacebookかも知れないし。まだ産まれていない企業かも知れない。

と、それはいづれにせよ、私達ユーザが何を利用し、結果としてそのサービスや企業を支持し、どこにお金を払うのか、という事のもたらす結果でしかない。

ドコモ(元日本電信電話公社) JAL日本航空)とか日本と付いた社名が付いていたとしても、日本人だからって支持するともかぎらないもの