日本のお家芸とかつては言われていたのに
先週は大雪警報に伴う電車の間引き運転で、またも大雪への弱さをさらけ出した首都圏。そもそも、こんなに東京に会社集めるのよそうよ、と思いながら通勤電車に揺られるサラリーマン達(含む自分)。
アルビン・トフラーは「第三の波」の中で光ファイバーが引かれりゃみんな在宅勤務って言ってたのに、ちっともそうはならず。公務員か銀行員になれなかったら都市で働く他はなく。
日本を見渡せば、北海道には広大な大地があるというのに、バブル時期に話題となった遷都や地方への機能分散は過去のもの。湾岸エリアには高層マンションが立ち並び、世界100駅の年間乗降者数トップ10を日本が占め、そのうち8駅は首都圏。
その中の一人として自分もカウントされているかと思うと、なんだか笑える
http://sekaikeizai.blogspot.jp/2013/01/50.html
でも、今日はお天気も良く、日中のポカポカ陽気で暖房いれずとも、テラスから差し込む日差しでぬくぬく。炬燵は無いけど、猫のように縁側でほっこりコーヒー飲みながら読書などしておりました。
日本の女子柔道の選手たちの告発によって全日本の監督が辞任した。
暴力による指導の有無の真偽のほどは分からないけど、女三四郎山口香氏の記事が印象的だったので、APPENDIXとして追記しておこう
山口氏は選手たちの相談に乗ったが、ある時期からは選手たちが自ら動くようにアドバイスをした。それは全柔連VS山口氏の対立という話にすり替わってしまうのを避けたかったからという。
辞任した監督はロジカルな指導方法を取り入れていたという記事もあり、体罰を加えるようなタイプではなかったようだが選手たちは違った取り方をしていたようだ。
世代が違えば、感じ方も異なってくるだろうし、自らを省みて、仕事場での言動が若い人達にどうとらえられているかは注意しなきゃと思った。
柔道は日本のお家芸、というプレッシャーは監督にとっても選手にとっても重いものだったと思う。
かつて世界で勝てていた分野で負けてしまう
スポーツとは違うけどなんだか身につまされる思いをちょっと感じる
10年前は世界一のXXだったよ、という業界には、かつての栄光の時代を懐かしむ人は不要。負けを負けと認めてチャレンジャーとして立ち向かう気概がないと復活の道は開けない。
最近読んでショックだった本
「いよいよ、韓国経済が崩壊するこれだけの理由」三橋 貴明 著
韓国企業の躍進は自国民の犠牲の上に成り立っていて、グローバル資本主義により欧米の経済植民地化となって貧困層と自殺数が激増しているという。
IMF通貨危機の後、グローバル資本の投資により韓国経済が復活し、結局資本家へのリターンを最大化する政策を取らざるを得なかった。
自国の国債を自国民の貯蓄で買い支える日本と異なり韓国の家計は赤字なのだとか。
統計上の数字を根拠に議論を展開するこの著書、読みやすいけど、ホントかなぁ〜
ここのところ、日記ご無沙汰だったので長々と書いてしまいました。
皆様、三連休のまんなか、いかがお過ごしでしょうか?
花粉も飛び始めましたが、暖かくなってくるのは嬉しいですね
選手たちに向けては、『あなたたちは何のために柔道をやってきたの。私は強い者に立ち向かう気持ちを持てるように、自立した女性になるために柔道をやってきた』
山口香「時間がたつにつれ、彼女たちのことを『何様なんだ』と言う人たちが必ず出てきます。今度は私たちが矢面に立って守ってあげなきゃいけない。柔道界をあげてサポートするという姿勢が大切です。訴えたことが悪いんじゃない。問題をすりかえてはいけません」
山口香「(柔道は)自分という人間を磨く大切さを説いた。だから『道』になったんです。園田前監督らは金メダルを取らせないといけないという重圧から、戦闘目的の『術』に戻ってしまった。人間教育がどこかにいってしまったんです」
山口香「嘉納師範亡き後、指導者たちはその理念を勝手に解釈するようになったのでしょう。・・嘉納師範は柔道の修行として『形』『乱取り』『講義』『問答』の四つをあげています。後ろの二つを一部の日本人が省略し、柔道の姿を変えてしまったんです」