桜の舞う、始まりのこの季節

いまの季節、ほんとに桜がきれい

高校の入学、社会人としてのデビュー、桜の季節の記憶はさまざまで、また新しい季節が春とともに始まる

9月入学の検討を始めた大学があるとかで、外国の大学の入学式と時期を合わせるためと、いうことらしいけど、桜に寄せる思いの強い日本。

そんなことせんでもいいのにと思う

満開の時期をすぎて、桜の花びらが散り始める時期、その頃が一番の見頃
肌寒い雨の降ったこの週末、花見を逃し残念な想いをした人も多かったろう

一年のうちの、ほんのわずかな時間、桃色の花びらで埋め尽くされる桜並木
一瞬だからこそ、そして、あっという間に散ってしまうからこそ、さくらへの想いは尽きることなく、そのはかなさに、また来年も見たいと思う

(はかない、って英語でなんて言うんだ?)

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来週から配属になる新人君の名前がメールでまわってきて、まずはグーグル、と調べてみたら、案の定、facebookをやってる彼の素性が露わに

会社の人事はfacebook見てるから、うかつな事は書けないよ、というのがいまどきの大学生の常識だとか

たしかに、調べるのに10分もかからないネットの時代、プライベートや交友関係まで、実名のSNSはあっというまに暴いてしまう。

初対面の人とは、できるだけ、その人については予備知識なんか無い方がいいと、昔から思っていた

だって、学校や出身地なんて、ただのラベルでしかないし、もしかしたら、音楽の趣味があうかも知れないし、本の趣味があうかも知れないし、話があって気が合うかも知れない。

そういうのって、先入観なく、人と接して感じることもあるはず

よく分からない、わからないから知りたい、そんな想いから人と繋がり、恋も生まれ

そう思うと始めっから相手の事が分かってしまうネットの時代というのは、どこかトキメキを奪ってしまっているようにも思う。

社会人になりたての頃は、流暢に自己紹介のできる人より、うまく自分の事が表現できなくて、でも、どこかに熱い想いを秘めているから人ともぶつかってしまう、そんな生意気な若者がいい

想いを言葉に置き換えるには、生きた経験を積み重ねる必要があると思う
就活のマニュアルを読み込んで、慣れた対応をする学生にはつまらない

さて、来週、どんな若者が登場するのか、ちょっと楽しみではある