引っ越し前に10年前の書類整理しながら思ったこと、捨てられない思い出
2011年11月26日22:42
12月に勤務地変更に伴い都心(?)のオフィスに10年ぶりに戻ることとなった。
2001年のSeptenber11で海外出張が原則禁止され、思うところあり、心機一転、異動したあのとき。
Googleで検索するんですよ、と職場のネットオタクに教わり、アメリカじゃiPodってのが流行ってるって知ってますか、と教わったのも彼からだった。
よもや、そのGoogleの作ったアンドロイドOSの端末とiPhoneが対抗する時代が来ようなどと誰が予想できただろうか
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引っ越しの前に古い書類を処分しようとファイルを整理、そう、10年前はまだファイリング(紙の)をする時代。20年前に自分で書いた手描きの報告書は捨てがたく、上司からもらった書き込みからも、その顔と共に言葉が蘇る。
これって、きっと、恋人と交わした手紙と一緒で、大事な思い出はメールだときっと残らない、手描きの文字なら、まざまざと蘇る、ってな事じゃないのか。手紙に残る一滴の涙の跡、とかと一緒で。
ここ10年ほどは、ドキュメントはwordだ、excelだと、電子化されていて、気が付くとバックアップ用にコピーしたCD(これもいづれ死語となるのかな)も何枚か出てきた。このCDというやつは、手にとっても中身が分からず処分すべきかどうか、判断するのがちょっと手間、PCで再生すればいいだけの事だけど。
紙のファイルなら、これは不要、これは取っとくと、区別しながら整理できるけど、CD1枚開くのも面倒で、結局、なんとなく、ディスク類は整理は後回し
滅多に再生しない8mmVTRと一緒で、思い出や文書は、写真や紙のファイルの方が整理しやすく便利なんではないかと思った次第。
10年経って、変わった大きな事って記録メディアがサーバー、あるいはクラウドと呼ばれるいつでもどこからでも再生可能なネットの先のデータセンターに置かれるようになった事なんだろうな。
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10年ひと昔と言うけれど、次の10年には何が起こっているのだろう?
タブレット端末を使い始めて気がついたのだが、タッチパネルというのはキーボードの付いたPCとは全くべつもの。
たとえば、本を読む、気になる箇所に赤線を引く
報告書をもらう、コメントを気になる箇所に直接書く
料理のレシピを見る、ホラ、これいいでしょ、相手に見せることも簡単
聞くところによると、kindleという電子書籍では読んだ箇所に赤線が引けるのだとか、そして引いた場所は、別の端末からアクセスしても確認可能らしい。
きっと手描きのコメントも残せるようになるだろう。
20年前の手描きの報告書に残る上司のコメントを読みながら、タッチパネル付きのタブレット端末を使った近未来の報告書を想像してみるのも面白い。
でも、紙に残されたインクの跡、味わいがあるよなぁ
捨てられない手紙、きっと誰もが持っているはず…