「横浜トリエンナーレ」memo


[Tips]
横浜美術館の切符当日券の売り場は混雑しているので、最寄り駅(みなとみらい線)での入手がお勧め
・会場間を結ぶ無料バスが便利
横浜トリエンナーレの会場だけなら半日コース、セット券がお勧めだけど一日で回るのはきつそう。横浜再訪の予定があればセット券を買って、新港ピアや黄金町を訪ねるのも面白そう。

[印象に残った作品]
美術鑑賞のコツはお気に入りの作品をひとつみつけてじっくり味わう事、と言ってたのは森美術館の館長さんだっかな。今回もその教えにしたがって、お気に入り作品を探す。

そこで、お気に入りのいち作品
日本郵船海岸通倉庫で展示されていた津波の被災地を走る男性の映像がとても印象深かった。
普段マラソン等で背景として漠然と眺めているはずの町の風景。でも、震災後の町並みはまったくの別物。

津波で被災された家屋や田畑、走るというその日常的な行為とのコントラストに強い感銘をうけた。

創作によって人の心を揺るがす事が美術の目的のはずなのに、被災地の映像というドキュメンタリーの与えるインパクトはとても大きくて、その映像を超える美術作品には出会えなかった。

所詮は作りものでしかない美術は、千年に一度の自然の猛威によりもぎ取られた日常を失った現実にはかなわないという事か。


[あとがき]
三連休だったというのに、館内はそれほど混んでおらず、むしろ、オープンしたての「カップヌードルミュージアム」の外に長蛇の列、美術よりもテーマパークの方が集客力はあるのでしょうね。

美術作品をじっくり見る、という感じではないけれど、みなとみらい地区をぶらつきながら、ちょっと立ち寄ってみる、という感じで、遊びに行ってみるのは楽しいかもしれない。

そんな、「横浜トリエンナーレ」でした