愚痴は勘弁して欲しいなぁ、相談なら喜んで受けるけど

飲み会のお誘いは、滅多にお断りはしないのだけど、先日頂戴した会社の同僚からの誘いには、どうにも気が進まず参加を辞退させてもらった。

何かを始めようとか、ブレストの後の宴会とか、知的刺激を受けたセミナーの後とか、テンションが上がった後でのお酒というのは美味しく飲める事が多いのだが、これといった目的も無く、ただ集まって、それも男ばかりの宴会というのは不満のはけ口となりがち。

昔、三十代前半の自分が仕事が乗っている時に、職場のオジサン達(一回り上の歳)の愚痴を仕事中に聞かされ、腹の中では、「そんなに文句あるなら会社辞めちまえよ」とか内心憤っていて、口にはしなかったけどブルーな気分を移されるのが不愉快でしょうがなかった。だいたい、部下に愚痴るなんて管理職失格だと思っていたし。

たしかに仕事なんて、実力だけじゃなく、人の好き嫌いとか、相性とか、不満なんて探し出したらキリが無い。それでも、自分をエンカレッジできる方法やら元気をもらえる人やらを見つけて、乗り越えていくのが大人のお作法というものだろう。

ついつい優しい言葉をかけがちな自分の性格。半年前から同じ愚痴をきかされるこちらは、もうフォローするのにも疲れてきているのだよ。という事は言ってしまった方がいいのだろうか。
厳しい言葉をあえて投げかけるのも友人としての情なのかなと、思う。

ちなみに、相手が解決策を提示できないのを察しながら不満を言うのは愚痴。解決の糸口を一緒に探して欲しいという気持ちを持って、不満を言うのは相談と呼ぶのだと、僕は思う。