映画 『アバター』

モーションキャプチャーという技術は、人の手や足に小さな照明のような光ものを沢山付けて、その光を追うことで人の仕草をCG(コンピュータグラフィックス)上で再現する技術。「アバター」という映画にもこの技術がふんだんに使われているのだが、特にすごいのは、そのCGでできた人物像(惑星の原住民)の表情までもがCGで作りこまれている事だろうか。

タイタニック』の時にはまだ技術がなく、実現できなかった事をこの『アバター』という映画でようやく実現できたと、監督のジェームズ・キャメロンは言っていた。3Dの迫力は映画館でしか味わえないだろう。

ストーリとしては、未来少年コナンのギガント、やら、風の谷のナウシカ腐海 ( ふかい )、もののけ姫王蟲 ( おうむ )を彷彿とさせ、おお、ここにも宮崎駿はいるのだなと、思わせるキャラクターが満載で、かつて浮世絵がゴッホに影響を与えたがごとく、日本のスタジオジブリはハリウッドに多大な影響を与えているのだなと、あらためて感心した。

空を飛び、地を駆け抜け、そのスピード感を3Dで味わえる、今の時代、3Dのアニメはずいぶん見たけど今ひとつ心揺るがされるほどの作品とは出会えなかった。その3Dに対する印象を180度変えてくれたのが『アバター』というこの映画。

この映画、是非、映画館で見ないと後悔をする。