Podcast & Twitter

日本語のポッドキャストが少ないのは、同音異義語が多すぎて、高度な話を耳で聞くには向いてない、日本語という言葉が持つ独自の問題だと指摘したのは、季刊誌『考える人』に載っていた、水村美苗さんの言葉。

英語だとwatch、see、look、investigate、日本語だと、これが、視る、見る、観る、診る。どれもこれも、みんな同じ「ミル」。音だけ聞いてても、前後の文章から推測しないと、どの漢字を当てていいのかが分からない。

これは何故なのだろう?
漢字が日本に伝わったは2千年前位かな、その時には既に音でコミュニケーションが取れる日本語という言語は存在していて、まだ稲作が始まったばかりの当時、複雑な表現は必要なかった、そんな歴史的背景があるのかも。

そして、外来の漢字という表現手段を得た日本語
twitterをやっているといかに140文字という制限の中に自分の考えを盛り込めるのか、思案する事になる。多くの熟語を駆使して、無駄を削ぎ落とし、文章を練る。

ポッドキャストには向かなくても、twitterのような表意文字を使った情報伝達手段として、日本語は優れているのかも。