情報通信法「ご覧のスポンサーが…」

情報通信審議会(総務相の諮問機関)は26日、放送と通信の融合を目的とした「情報通信法(仮称)」の答申案を承認し、佐藤勉総務相に答申した。
http://www.business-i.jp/news/kinyu-page/news/200908270016a.nwc
情報通信法答申案を承認 「放送・通信」相互乗り入れ促進

インターネットの家庭への普及、アナログ放送波停波後の周波数の利用の再割り当て、これら技術の進化により、放送と通信とを区別してきた今までの法体系を見直そうという動き。
1.コンテンツ 2.伝送サービル 3.伝送設備
この3分類に対応させて法律を再整備する
例えば、今は放送法で規定されている放送局はコンテンツを作り、スポンサーからお金を集めて伝送サービスを行っている。携帯電話事業者は伝送設備を保有し、通話やパケット通信などの伝送サービスを行っている。i-modeはコンテンツと伝送サービスとを橋渡しをするレイヤーといえる。
法体系が変わることで、1〜3を別の事業者が行う事が可能になる。その事でサービスを提供する側の競争が促され、より低コストで顧客の望むサービスがTVや携帯電話を通じて国民に提供される事が期待されるということ。

最近TVを見ていて、ふと気がついた。
昔は「ご覧のスポンサーでお送りしました」とアナウンスされていたのが、「ご覧のスポンサーがお送りしました」に変わっていた。
「で」→「が」
たった一文字の違いだけどニュアンスが随分とちがう。番組を作ったのは放送局ではありません、スポンサーです、と言っているように聞こえた。
放送局はこれから伝送サービス屋さんになります、と言っているのか、それとも単にスポンサーが集まりにくい昨今の不況、スポンサー様が主役です、という賛美も込めて「が」とアナウンスするようになったのか。
妙にひっかかるこの助詞一文字。