20代の暮らしぶり地味、貯蓄意欲は高め・日経調査

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070821AT1C2100D21082007.html

日経新聞 8/22 の記事から 20代男女へのアンケート結果 (00年→07年)

車を持っている 23.6% → 13.0%

車が欲しい 48.2% → 25.3%

交通手段の多い首都圏に住む若者へのアンケートだから車を所有する必要性を感じない事もこの結果の一つに理由になるとは思うのだが、それにしても車を欲しいと思う若者が四人に一人とずいぶん少なくなったんだなと思った。消費にお金を回さずに貯蓄に回す等嗜好が堅実になったという事らしい。

自分が20代の頃、車を持つ事は憧れで、当時は車載オーディオ華やかなりし時代、ロンサムカーボーイなんてブランドがあって、車にCDが付いていれば自慢できた時代だった。車に乗って、友達とテニスだスキーだと、そんな時代だった。車検の度に車を乗り換える、そんな車好きもいた。

今の若い人達との一番大きな違いはなにかといったらコミュニケーションの手段が昔は無かったという事だろう。携帯電話もインターネットもなかった。車そのものが欲しかったというより、友人とのコミュニケーションが得られる場を獲得する手段として車があこがれの対象となっていたという事だと思う。

ネットワーク経由で人と繋がる事ができるという充足感が所有欲を減退させているのかも知れない。物を買わなくても満足感が得られる、その事はサステイナブルな生き方を求める時代の要請とも一致している。

それはいいと思うのだが、20代のうちから貯蓄に励むのはどうなんだろう。

学生の頃やったアルバイトや外国での経験等、その頃受けた刺激はいくつになっても忘れない。20代のうちに自分に投資しないと後悔するよと 既に若者ではなくなった自分は思う。