自分探し って何?
いつの頃から使われだしのだろう この「自分探し」という言葉は。
探すという事はどこかに固有の「自分」が存在している事を前提とした言い方だと思う。
自分が若い頃には無かった表現だろう。
若い頃には、あそこに行ってみたいとか、こんな事をしてみたいとか、もっといろんな事を知りたいとかいう気持ちはあったけど、自分を探そうとか自分に向いた何かを見つけようという事はそれほど意識した事がなかった。
そうさ 僕らも 世界に一つだけの花
一人一人違う種を持つ
その花を咲かせることだけに
一生懸命になればいい
SMAPが歌っていた『世界に一つだけの花』の歌詞にもなぜか違和感を感じていた。
「順番を競い合わなくていいんだよ」というこの歌のメッセージには同意しないわけではないが、「世界に一つだけの花」という言い方にはどこか引きこもった印象を受ける。
何年経ったって「自分」なんて見つからないと思うんだけどなぁ。