今日の日経のインタビュー記事 エルピーダメモリー坂本社長


今はDRAMの主流は512M、エルピーダは70nmで$2の価格対応力あり。来年vista用には2GB必要なので、1Gが主流となる。200mmでは 1G採算取れないので、来春には200mm用、装置もウエハーコストも下がる。既に300mmラインでプロセスを立ち上げたエルピーダは優位にたてるという事だろう。

年末商戦の懸念はサブプライムローンによるPC買い替え需要の落ち込み。サムソンのフラッシュ工場の火災により、各社DRAM工場でフラッシュメモリを作り始めるのでDRAMの需給が引き締まる。

この会社では毎朝社長室で立ったまま朝礼、価格動向等営業最前線の情報を共有化し経営に必要なデシジョンのスピードを上げている。

次世代最先端DRAMについては台湾企業との合弁を既に決めた。かつて花形産業だった日本のDRAM、日立とNECDRAM製造部門を統合して設立されたこの会社を率いる坂本社長は今の日本の電機業界において、明確に会社のビジョンを自分の言葉で語れる一人だと思う。

エルピーダメモリーは日本企業再生の一例になると思う。