非民主主義でも資本主義の中国、決済機構を持ったGoogle

社会主義を止めたソ連と中国の発展の仕方が異なった理由についての大前研一氏の分析が面白かったので、メモっておこう。

Googleが決済機構を持つという話は最近の電子マネーの普及とも絡んで、興味津々。やっぱり携帯かな、次々と機能が集約されるのは。。。

「答えのない世界」を生き抜く鉄則

大前研一 

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070725/278291/?ST=biz_shinzui&P=1

・1985年プラザ合意をきっかけに進んだ日本の産業は4倍もの円高に見舞われた。自国通貨が強くなっても、対外競争力を失わなかったのは日本とドイツだけ、同様の通貨高が起こったら、パススルー経済の韓国は対応できないし、中国は商業資本に戻ってしまうだろう。

・ ソ連ゴルバチョフ革命が失敗したのは古い悪い点を直そうとしたらから、中国は共産主義は変えずに、経済の統治機構を抜本的に変えていくことで経済発展を遂げた。中央集権のソ連と異なり、中国の地方の市長の権限は強く、土地も共産党が所有しているので、選挙なしに市長の独断で経済政策を進められる。

・ Googleいづれ決済機構を持つ、ポイントはお金をどうやって払うのかということ。楽天のような特定のモールで買う必要がなくなる。

・ ダニエル・ピンクさんの『ハイ・コンセプト』は「第四の波」について書いた本

・ 日本はどうするか?

「感性」デザイン力で勝負する。ゲーム、アニメ、日本人の創造性というのはすごい。

・ 答えの無い21世紀は論理的に自分の意見を打ち出して、人の意見をシンセサイズできる人がリーダシップを持つ。