MicrosoftのYahoo買収交渉難航

検索市場でのGoogleの独走に危機感を持ったMicrosoftのYahoo買収交渉は不調に終わったらしい。

初めてGoogleを使ったのはSeptember11の後だから、2002年の頃。
その便利さに驚き、以来、ブラウザのホームページはGoogleにしている。
当時こんな無料サービスをやる事になんの意味があるのか見当も付かなかったが、今ではGoogle時価総額は1500億ドル。

米国でのオンライン広告市場規模は168億ドル。ちなみに、日本の広告市場は6兆円でそのうち2兆円がTVを媒体とした広告費なので、米国オンライン広告市場は日本のTV広告市場と同じ規模ということになる。オンライン広告市場のうち4割が検索連動型が占めているという事なので、この市場が更に拡大すれば、Google企業価値も更に上がるという事なのだろう。

このGoogleという会社の強みはなんだろう。
優れた検索エンジンを作り上げたテクノロジーにあるのか、それとも巨大サーバの固定費をカバーできる資金調達能力にあるのか。

Microsoftビル・ゲイツappleスティーブ・ジョブズGoogleエリック・シュミット の3人は生まれ年が同じ1955年らしい。
iPodが売れているのは音楽業界を説得できる交渉能力と使い易いUIをジョブズが一人で取り仕切っているからと思える。
OSにアプリソフト、メーラ、ウエブブラウザ、と次々にバンドルしてパソコンの発展と共に事業を拡大したビルゲイツ
GoogleのCEOのシュミットはサンマイクロのCTOを勤めていたらしい。そのサンマイクロワークステーションでやっていた機能はパソコンに置き換えられてしまい、ワークステーションの出番は随分と減ってしまった。

Googleの社長となったシュミットはMicrosoftゲイツに今度こそ一矢報いようと燃えているのだろうか。

今はPCでやれていた事がネットの向こう側のサーバーでやれる時代になってしまった。GoogleMicrosoft、どちらが覇者となるのか