ジャン・クロード・マス(仏ラングドック)を飲みながら昭和を顧みる

近所の酒屋さんに勧められて購入したジャン・クロード・マス メルロー という赤ワイン、ほどよい渋みがあっておいしく値段もお手頃。

このワインの産地フランスのラングドックという地名が読んでいた本に出てきたので、少し調べてみた。1960年代、コートダジュールに代わるリゾート地としてフランス政府によりただの沼地でしかなかったこのラングドック地方が開発された。地中海に面したこの場所で家族4人1週間で10万円の滞在が楽しめるらしい。

フランス人のバカンス好きは有名で、学校の夏休みも期間を分散させて、リゾート地へ向かう道路の渋滞を避けるための工夫をしているほど。一斉にお盆休みを取らないと仕事に差し支えると考える我々日本人とは大違い。

今年から4月29日は「昭和の日」と呼ばれ、昭和を顧みる祝日となったらしい。

忙しく働き、でも生活の向上を実感できた昭和をなつかしいと思うのか、経済的成長を終え構築したインフラと蓄えた資産で成長は無くとも、ゆったりとした生活の中で生きがいを見出すヨーロッパ型社会を目指すのか。

出かける予定の無いゴールデンウィーク初日、家で読書しながらワインでも飲んでくつろぐ事にしよう。