電子マネーの話題のついでに マネー(お札)とは何ぞや と思った出

マネーの価値って何だろうと初めて考えさせられたのは、フィリピンでマルコスがクーデターで追われた時で、この時はフィリピンの人達は財産をドル紙幣に変えて自宅に貯め込んでいたと報道で伝えていた。 日本にいると一万円札がくず紙になるなんて疑っても見ないが、それは国際的な常識とは一致しないらしい。

その数年後、初めての海外出張で まだカードを使い慣れていなかったので、日本円をドル札に変えて持っていた。 ところが、シカゴのホテルで両替のため新品の100ドル紙幣をフロントに渡したところ、担当者が紙幣を調べ始め、奥からマネージャまで出てきた。

どうも偽札と怪しまれたらしい。 もし両替してもらえなかったらどうしようと どぎまぎして 何と説明したのかも忘れてしまったが とりあえず両替してもらえた。

フィリピンの人達が財産保全のために貯め込んでいたドル紙幣も母国では 偽札と疑われてしまうんだと その時思った。

それからは米国出張でのホテルの支払いはカードにしている。