Nintendo DS と戯れるご婦人

最近電車に乗っていて気づいた事がある。
任天堂のポータブルゲーム機 DS を車内で座って使っている50歳前後のご婦人がいる事だ。

おそらくは脳トレのようなゲームだろうか (例の松嶋菜々子のCMの) 右手にペンを持って左手に文庫本のようにDSを持って遊んでいる。
大事なポイントは右手にペンを持っている点だ。今までのゲーム機(ゲームボーイ等)はボタンを右手の親指で押す使い方をさせていた。おそらくゲームボーイで「脳トレ」のようなゲームソフトを出したとしても高齢者には受け入れられない。なぜなら、傍から見るとゲームをする小学生のようでみっともないからだ。

ペンを使ってゲームをさせる事で任天堂はゲームをする年代層を拡大する事に成功した。DSはDouble Screen の略と聞く、携帯電話と異なりディスプレイサイズが大きい事も高齢者にとってはとっつき易い理由の一つだろう。

このヒットの理由に気がついたゲームソフトメーカは団塊世代に向けたソフトを増やしてくるであろう。無線LANも付いているし、新しい世代をゲームユーザとして取り込んだ事でまだまだ新しいゲームソフトが出てくる予感がする。